
これは私が20歳になったばかりの頃のことです。
この頃私は社会人の吹奏楽団でクラリネットを吹いておりました。
ある時、地元の保育園で小さなコンサートをしてほしいと依頼が来ました。
そこで仲の良いメンバーと私の5人で演奏する事になったのです。
いろいろと曲を選んでいると、「アニメの曲とかも入れよう」と言う事になり当時かなり流行っていた「セーラームーン」をする事になりました。が、
「SANACO!お前セーラームーンやるか? よし決定!」
ええぇ〜?!
勝手に決められました。
メンバーの中で私が最年少だったので断りきれなかったのです。
セーラー服は妹の友達から借りて来て、リボンは自分で縫って
髪飾りや小道具はメンバーが作って来て、アニメに出て来る黒ネコは
「魔女の宅急便」に出て来るジジに細工をして代用。
こうして曲の練習よりこっちの方がメインかよ!ってくらい力入れてました。
当日、コンサートは20〜30人の園児+お母さんの拍手で始まりました。
何曲か終わった頃、楽器の紹介をするので私は衣装に着替えに職員室にGO!
急いで着替えてドアの外で待機。
「大きな声でセーラームーンを呼んでみましょう!せーのっ!」
「セーラームーン!!
」
ドアをバンッ!っと開けて
左手に
黒ネコのぬいぐるみを抱え、右手の
魔法のステッキを振りかざし
「いい子にしない子は月に代わって
おっ仕置きよぉ〜
」
やけくそです。
そそくさと自分の席に戻り「セーラームーン」演奏
その後終わるまで恥ずかしい格好のまま陳列されてました。
演奏会も終了。やれやれやっと解放される。と思いきや
今まで座っていた園児が一斉に立ち上がり私に向かってゾロゾロとよって来るではありませんか!

私は「セーラームーンは帰りま〜す」と言って逃げると追いかけて来るんです!
「まって〜セーラームーン」って言ってくれるのは良いんだけど、
そのうち
「セーラームーンだぁ!やっつけろー!」
なんでやねんっ!
先生方に助け出され、隠れて着替えをすませ、帰ろうと外に出ると
「あ〜セーラームーンの人だぁ〜」
みんなこっち見てる〜

急いで保育園を後にしました。
やけくそと園児のパワーを目の当りにした一日でした。
20歳にもなってセーラー服を着るはめになるとは思いもよりませんでした。
かなりはずかしいです。

やっつけないで応援してね!
テーマ:絵日記 - ジャンル:育児